手作りマスクなど寄贈 JAわかやま女性会
JAわかやま女性会(嶋本節子会長、会員約2000人)は8日、新型コロナウイルスの感染拡大で不足が続くマスクを和歌山県和歌山市に寄贈した。高齢者施設向けにサージカルマスク2000枚、児童養護施設向けに会員の手作り布マスク300枚を用意し、布マスクはさらに作成を続けている。
緊急事態宣言が延長される中、収穫体験など女性会の活動を通して交流がある施設の子どもたちをはじめ、地域住民、高齢者らに何か提供したいと、マスクの寄贈を決めた。
手作りマスクは4月25日から作成を始め、会員らが生地の提供、ミシンでの縫製、耳に掛けるゴムの取り付けなどの作業に取り組み、多彩な模様やキャラクターなどがデザインされたカラフルなマスクが完成した。
寄贈式は市役所市長室で行われ、尾花正啓市長は「マスクがなかなか手に入らない状況が続いており、本当にありがたい」と述べ、嶋本会長に感謝状を贈呈。嶋本会長は「使い捨てマスクだとすぐになくなってしまう。できるだけ多くの皆さんに使ってもらいたい」と話した。
手作りマスクはさらに約500枚を作成する予定で、市内19カ所のJA各支店などに置き、必要な人に提供したいとしている。