初夏の訪れ告げるラベンダー 西庄で満開に

西庄ふれあいの郷(和歌山県和歌山市西庄)のハーブ園でラベンダーの花が満開を迎えている。

市北西部の小高い丘の上にある園内には、約70種類、5万本のラベンダーやローズマリー、セージなどのハーブが植えられている。

見頃となっているラベンダーは、フレンチラベンダー、ストエカスラベンダー、ラビットイヤーズラベンダーなど多彩。一面を紫や緑色に染め、初夏の日差しと風の中、心落ち着かせる香りを漂わせている。

毎年5月に開かれているラベンダーの花摘み体験は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止に。ことしは見て楽しむ年となり、園内では、高齢者や親子連れらが散歩やリフレッシュの時間を過ごしている。

近隣に住む70代の女性は「いい香りに包まれて歩くのはとても気持ちがいい。家にばかりいると足が動かなくなってしまう」と笑顔で話していた。

 

一面を紫に染めるラベンダー