県人口24年連続減少 岩出は総数、自然増

4月1日現在の和歌山県の推計人口は91万7252人(男43万1410人、女48万5842人)で、24年連続の減少となったことが県調査統計課の調査で分かった。減少率は1・14%で前年の1・10%から拡大した。

出生と死亡による自然増減は、マイナス6927人(出生5848人、死亡1万2775人)で23年連続のマイナス。市町村別では、自然増があったのは岩出市(5人)のみで、他の29市町村はいずれも減少した。

転入と転出による社会増減はマイナス3629人(転入1万3353人、転出1万6982人)で、25年連続で転出が転入を上回った。

人口総数を市町村別にみると、増加したのは岩出市(前年比16人、0・03%増)のみ。減少率が高いのは、九度山町の3・46%(前年比140人減)、すさみ町の3・32%(同125人減)、高野町の3・32%(同102人減)などで、本紙エリアでは紀美野町が2・51%(同211人減)の減少だった。

世帯数は前年より373世帯増えて39万3765世帯となっており、一世帯当たりの人数は0・03人減の2・33人だった。

和歌山県の推計人口(2020年4月1日現在)

和歌山県の推計人口(2020年4月1日現在)