海上から不法投棄を監視 産業資源循環協会ら

和歌山県産業資源循環協会(目良敏会長)による不法投棄防止海上パトロールが17日に行われ、和歌山市西浜の和歌山南港から出発した。

同協会が毎年実施し、同協会と県、和歌山市、和歌山海上保安部、和歌浦漁業協同組合から8人が参加。大川湾、友ヶ島、矢櫃海岸(有田市)、白崎海岸(由良町)、下津港を巡り、不法投棄がないかを確認して和歌山南港に戻る。近年ではテレビや冷蔵庫といった家電や端材などの産業廃棄物が多く、パトロールの結果は市町村や最寄の警察に報告し、立て看板の設置やパトロールの強化を呼び掛ける。

8人は「海上パトロール」の横断幕が掲示された船に乗り込み出発した。

同協会の山本彰德事務局長(63)は「この地域は瀬戸内海国立公園に含まれるエリアもある。3R(リデュース・リユース・リサイクル)やSDGsが言われる世の中で、皆さんに環境保全について意識を持ってもらいたい」と話していた。

 

パトロールに出発する船