終息願う希望の光 青洲の里に竹あかり

8月9日まで全国で「竹あかり」を灯すみんなの想火(そうか)プロジェクト。23日には和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドを中心に、全国の竹あかりスポットをオンライン中継でつなぐ。同プロジェクト県代表の谷正義さんは5日、紀の川市西野山の道の駅「青洲の里」に同市3カ所目の竹あかりを設置した。23日までに県内15カ所を目指す。

県内ではJR和歌山駅や貴志川生涯学習センター、観音山フルーツガーデンなどに設置。本来は予定されていた東京五輪2020開会式前日の23日に日本各地で竹あかりを灯し、世界の人々を迎えようと企画していた。ことしはコロナ終息と明るい未来を願い、人々の心に光を灯そうと行っている。

青洲の里にはこの日、谷さんと共に、伊勢志摩サミットで竹あかりを手掛けた竹明かり作家の川渕晧平さん、京都市の第一種電気工事士の前中由希恵さん、県竹あかり実行委委員の藤井寛司さんが集まった。川渕さんを中心に、アドベンチャーワールドのパンダが食べ残した約1㍍50㌢~2㍍70㌢の竹を使い、同駅内の情報コーナーやレストラン「華」横に飾り付けた。

また同駅の神徳政幸駅長がマスコットキャラクター「青洲君」をかたどるように機材で穴を開けて駅内に設置。今後は同会から提供された竹を使用し、ワークショップで竹あかりを作って駅に飾って彩る予定。

谷さんは「一人ひとりの心に光が灯り、明るい気持ちになってもらえたらうれしい」、神徳駅長は「うれしい気持ち。竹あかりでにぎやかにして青洲の里をもっと盛り上げていきたい」と話した。

神徳駅長(手前左)も竹あかり作りに挑戦

神徳駅長(手前左)も竹あかり作りに挑戦