JA全中、中家会長再選 「農業生産拡大を」

任期満了に伴う全国農業協同組合中央会(JA全中)の会長選挙が3日に行われ、現職でJA和歌山中央会の中家徹会長(70)の再選が内定した。8月20日のJA全中通常総会で正式に決定する。任期は3年。

会長選は中家氏とJA徳島中央会の中西庄次郎会長(69)の一騎打ちとなり、全国の単位農協の組合長ら代議員(定数253人)による投票が6月18日から行われていた。有効票のうち中家氏が157票を獲得し、中西氏は92票だった。

JA全中はことし2月、会長就任時の年齢を69歳以下から70歳以下に引き上げる内規変更を行い、中家氏の再選出馬が可能となった。

中家氏は再選を受け、「不断の自己改革を進め、農業者の所得増大、農業生産の拡大、地域の活性化を図る」との談話を発表した。

中家氏は、JA紀南代表理事組合長などを経て、12年6月からJA和歌山中央会会長、17年8月からJA全中会長を務めている。