定額給付金の詐欺か 市職員名乗る不審な訪問
和歌山市は13日、新型コロナウイルス対策の国の特別定額給付金について、市職員を名乗る男が一般家庭を訪れ、支給が重複していたとして現金をだまし取ろうとする事案が市内で確認されたと発表し、市民に警戒を呼び掛けている。
市民生活課によると、3日午前10時30分ごろ、市職員を名乗る30~40代ぐらいのスーツ姿の男2人が市内の一般家庭を訪問。「支給が重複してしまったので10万円を回収している」と話し、現金を渡すよう持ち掛けたが、不審に思った住民が「直接市役所に連絡します」と答えたところ、2人は立ち去ったという。
市職員が通知なしに直接市民宅を訪問することはない。これまで被害は確認されていないが、同課は不審な訪問や電話があれば市消費生活センター(℡073・435・1188)や警察に連絡するよう求めている。