症状あれば勤務控えて 80代女性が新規感染

和歌山県は14日、和歌山市在住の80代女性が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。

女性は6月30日から全身の倦怠感、7月3日から息切れの症状が続き、10日に医療機関で肺炎の診断を受けた。13日に再度受診した際に別の医療機関を紹介され、CT撮影で肺炎像が認められ、PCR検査で陽性と判明した。現在は入院しており、病状は安定しているという。

女性は自営業を手伝っており、症状があった期間も10日にわたり接客を伴う仕事をしていた。同居家族は4人で、検査を進めている。

県内で新規感染者が確認されたのは6日連続となり、累計84人。現在20人が入院している。

14日夕方に記者会見した県福祉保健部の野尻孝子技監は、今回の女性を含め、発熱など何らかの症状がありながら出勤や外出をしていた感染者が相次いでいることから、「症状があれば勤務をしないようお願いしたい」と改めて県民に呼び掛けた。

6日連続で新規感染者発表の会見をする野尻技監㊧

6日連続で新規感染者発表の会見をする野尻技監㊧