和東が8強進出決める 投手陣が相手を2安打

10日目
【第1試合・3回戦】

和歌山東 1 0 0 0 0 0 0 1 3 5
有田中央 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

〔和〕田島、田代―江川日翔、笠本〔有〕矢舩―村田▽本塁打=長島(和)▽2塁打=銅屋(和)

「2020 夏 高校野球和歌山大会」は大会10日目の7月31日、和歌山県和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で3回戦3試合があり、第1試合では和歌山東が有田中央に5―0で勝利。第2試合で桐蔭が田辺に6―1で勝ち8強進出を決めた。

和東は1回表、内野安打で出塁した走者を盗塁と犠打で3塁に進め、佐々木の中犠飛で1点を先制。2回以降は相手投手を打ちあぐねたが、8回に1番の長島が右翼席にソロ本塁打をたたき込み1点を追加すると、9回は麻生の適時打などで3点を加えた。

守備では、先発の田島が4回に走者を得点圏に背負うと、田代を投入。田代は力のある直球と緩いカーブを思い切りよく投げ込み、最後まで相手に得点を許さなかった。

和東は準々決勝で初芝橋本と対戦する。

和東の米原寿秀監督は試合全体について「立ち上がりに1点は取れたが、先発投手が制球に苦しみ重たい試合になった。打線は相手の矢舩君に緩急をうまく使われ、打ち気をそらされた」と渋い表情で振り返り、昨秋の県1次予選で敗れた初芝橋本との準々決勝については「同じチームに2回負けるのは良くない。気持ちを前面に出してほしい」と話した。好投の田代は「相手に流れが行かないようにテンポ良く投げることを意識した。暑さで9回はばててしまったが内野手が声を掛けてくれて抑えることができた。先輩たちと1試合でも多く野球をしたい」と話していた。

 

8回表、麻生が2点適時打を放つ(和東)