智弁が市高に逆転勝ち 平田の満塁弾で8強

【第1試合・3回戦】

智弁和歌山 1 1 0 0 0 4 0 0 1 7
市立和歌山 3 0 0 0 0 0 0 0 1 4

〔智〕矢田、小林樹―宇井、石平〔市〕奴田、小園、岩本―松川▽本塁打=平田(智)壹岐(市)▽2塁打=石平(智)

11日目

「2020 夏 高校野球和歌山大会」は大会11日目の1日、和歌山県和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で3回戦2試合があり、第1試合では智弁和歌山が市立和歌山に7―4で逆転勝ちし、8強に進んだ。

智弁は1点を追う6回表、この回から登板した岩本を攻め立て四死球や安打で1死満塁とし、9番・平田が左翼席に満塁本塁打を放って逆転。9回には石平の適時2塁打で1点を加え試合を決めた。投手陣は左腕の矢田が先発して試合をつくり、6回からはエースの小林樹が登板。2人で相手を6安打に抑え強豪対決を制した。

智弁の中谷仁監督は「こういう展開は追われる方がしんどいと選手に話した。チーム全員が一枚になって戦ってくれている感じがした」と振り返った。

市高は1回裏、二者連続四球で好機をつくり、壹岐の3点本塁打で先制。2回以降は智弁投手陣の前に苦しみ、なかなか連打が出ず9回は無死1、3塁から平林の適時打で1点を返したが後続が倒れた。

市高の半田真一監督は「選手たちはよく頑張ったが力不足だった。相手投手を打つために練習はしてきたが壹岐の本塁打以外は良いところがなかった。難しい大会だった」と話していた。

6回表、平田が逆転満塁本塁打を放つ(智弁)

6回表、平田が逆転満塁本塁打を放つ(智弁)