原田泰治版画展 23日~近鉄百貨店で

日本の美しい四季や原風景を描く画家・グラフィックデザイナーの原田泰治さんの版画展「美しい日本ふるさとの詩」が23日から29日まで、和歌山県和歌山市友田町の近鉄百貨店和歌山店5階画廊で開かれる。

原田さんは1940年長野県諏訪市生まれ。武蔵野美術大学で洋画を学んだ後、武蔵野美術短期大学で商業デザインを学んだ。80年に第29回小学館絵画賞に輝き、朝日新聞日曜版に「原田泰治の世界」を連載し人気を集めた。全国各地で個展を開き、米国やブラジルでも作品を発表。98年には諏訪湖のほとりに、歌手のさだまさしさんを名誉館長とする「諏訪市原田泰治美術館」を開館させた。

日本の自然豊かなふるさとの風景や古くから日本に息づく風物詩を描いており、素朴で温かみのある作風で知られる。今展では美しい自然や文化、昔ながらの人々の暮らしなどの他、海外の風景を描いた作品を高精細な「レフグラフファイン版画」にし、約30点を展示販売する。

午前10時から午後6時半(最終日は4時)まで。問い合わせは同所(℡073・433・1122)。

「野菊咲く丘」©原田泰治

「野菊咲く丘」©原田泰治