消防局に発電機を寄贈 LPガス協和歌山市支部

和歌山県LPガス協会和歌山市支部(山下純生支部長)は9日、市消防局にLPガスを燃料とする発電機とガス容器一式を寄贈した。消防応援活動支援車に搭載し、日常の消防活動や災害による停電発生時などに活用される。

LPガスは、運搬が容易で、災害時に都市ガスなどの他のライフラインに比べて短時間で復旧できるとされ、発電をはじめ非常時の活用の幅も広い。

同支部から市への発電機の寄贈は4年前に続き2回目。今回は、ホンダの防災向け低圧LPガス発電機「EU15iGP」1台とLPガス容器(調整器、ホース付き)1式を寄贈。この発電機は出力1500㍗、LPガス5㌔で連続7~10時間の運転が可能となっている。

寄贈式は市役所市長室で行われ、山下支部長ら同支部役員と県協会の石井美継専務理事らが出席。山下支部長が尾花正啓市長に目録を手渡し、尾花市長は感謝状を贈った。

山下支部長は「私たちは市で仕事をしており、少しでも協力できたらという思い。LPガスは災害時も安心・安全に使用できる。電源がない場所での活動に使ってほしい」と話していた。

寄贈した発電機などを前に目録を手にする山下支部長㊨と尾花市長

寄贈した発電機などを前に目録を手にする山下支部長㊨と尾花市長