和歌山市に高規格救急車 塚本さんが寄贈

ことし5月に㈱賃貸住宅センター(和歌山県和歌山市美園町)の塚本治雄代表取締役から同市に寄贈された高規格救急車の披露式が、18日に中消防署であった。

2台が寄贈され、救命処置ができる資機材を備えている。塚本さんは救急車の他、持ち運び式で室内のウイルスなどの除染ができるオゾンガス式除染装置、バーチャル・リアリティー(VR)により地震・津波・火災の3種類の災害をリアルに擬似体験できるVR防災体験車、「新型コロナウイルスささえ愛寄付金」5000万円を寄付した。

披露式では、塚本さんが「市民のために役立てていただきたい」と鍵のレプリカを尾花正啓市長に手渡した。

尾花市長は「ふるさと和歌山のためにいろいろご尽力いただいている。搬送される患者さんに優しい素晴らしい救急車をご寄贈いただき本当にありがとうございます」と感謝し、「市民の安全、安心の向上に使っていきたい」と述べた。

鍵のレプリカを手に塚本さん㊨と尾花市長

鍵のレプリカを手に塚本さん㊨と尾花市長