絵画と陶芸「三人展」 ビュッフェファイヴ

和歌山ゆかりの作家3人による絵画と陶芸の作品展が3日から18日まで、海南市大野中の画廊ビュッフェファイヴで開かれる。

出品者は和歌山市の洋画家、土井久幸さん、岩崎奈美さん、大阪府出身で、かつて和歌山市加太で作陶活動をしていた陶芸家の出口絵衣子さん。計50点ほどを展示する。

土井さんは市展や県展、関西独立展などで入賞歴多数。2013年には和歌山市文化奨励賞を受けている。主にフランスの情景をクレパスで表現してきたが、今展では「祈り」をテーマにした新たなシリーズを発表。神社を題材に、新しい作風を披露する。

岩崎さんは、人と犬の絆や温もりを表現した作品を多く手掛ける。08年「第26回上野の森美術館大賞展」で「優秀賞 彫刻の森美術館賞」などに選ばれ、同画廊では初出品。アクリルやミクストメディアの作品を並べる。

出口さんは、信楽や益子で研さんを重ねてきた。07年に東京の千駄木へ移り住み、京都や大阪、神戸、東京など各地で独創的な作品を発表している。

午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。水曜休廊。問い合わせは同画廊(℡073・482・1994)。

 

土井さんの「御霊が宿る木」(クレパス、80号)

 

出口さんの陶芸作品「J」

 

岩崎さんの「きみの声」(ミクストメディア、30号)