友ヶ島で脱出ゲーム開催 サマータイムレンダ

和歌山市出身の漫画家・田中靖規さんの人気サスペンス作品『サマータイムレンダ』が2月に完結したのを記念し、物語の舞台である「日都ヶ島」のモデルとなった友ヶ島で7月22日、リアル脱出ゲーム「影潜む離島からの脱出」が開催される。4月26日午後11時59分まで、参加者を募集している。

同作は、幼なじみの死をきっかけに故郷の日都ヶ島に帰ってきた主人公が、不可解な死の真相を探るうちに、島に残る因習と謎に巻き込まれていく、ひと夏のタイムループ伝記サスペンス。集英社「少年ジャンプ+」で話題の連載となり、4月2日にコミック最終の13巻が発売された。

リアル脱出ゲームは、連載が終盤に指しかかっていた昨年11月、主催の集英社から企画の申し入れがあり、市が協力して実現した。友ヶ島内に仕掛けられた謎を、問題用紙や筆記用具、スマートフォンなどを使いながら解き明かし、島からの脱出を目指す内容となっている。

市観光課は「和歌山市や友ヶ島に注目してもらえるいいチャンスになる。今までとは違う観点からの観光振興となり、リピーターの獲得にもつながれば」と期待を寄せる。

今回のイベントに参加できるのは、抽選で50組100人のみ。すでに多数の応募があり、当選は狭き門となりそう。

申し込みは特設サイトから。応募の要件や注意事項も掲載している。

友ヶ島でリアル脱出ゲーム(和歌山市提供)

友ヶ島でリアル脱出ゲーム(和歌山市提供)