皆既月食見られず 県内は厚い雲に覆われ

月が地球の影に覆われる皆既月食が26日、北海道や東北などで観測された。日本で見られるのは約3年ぶり。ことし最大の満月「スーパームーン」とも重なり、たくさんの人が大きな満月が満ち欠けする天体ショーを楽しんだ。

和歌山市では、皆既月食が見られる午後8時ごろ、上空は厚い雲に覆われ、見ることはできなかった。次の皆既月食は来年11月8日、今回と同じ条件は2033年10月8日までお預けとなった。

紀美野町松ヶ峯のみさと天文台は、皆既月食を楽しんでもらおうと動画配信サイトユー・チューブで配信を行ったが、曇天で観測できず。空の様子も配信しながら、月食の仕組みを説明するスラードショーなども上映した。

同台長の山内千里さんは「皆既月食は来年11月、その後の25年9月8日にも見ることができる。がっかりせず楽しみにしてもらえたら」と話している。同天文台は現在改装のため休館中で、ことし7月にリニューアルオープンする予定。