新規就農者増で160人 20年度の県調査

2020年5月から21年4月までに和歌山県内で新規就農した人(65歳未満)は160人で、前年度より27人増えたことが県の調査で分かった。

県経営支援課によると、農家出身で他産業を経験後に就農するなどした「Uターン就農者」が最も多い53人。「新規参入者」が49人、「農業法人等への就農者」が48人で続き、農家出身で高校、大学などを卒業後すぐに就農した「新規学卒者」は10人だった。

年齢別では39歳以下の青年が107人(67%)を占めた。地方別にみると、有田地方が最も多い44人で、伊都26人、那賀25人、日高24人、海草と西牟婁が各19人、東牟婁3人の順となった。

基幹作目別では、果樹が106人(66%)で過半数を占め、野菜30人、畜産5人、花き3人、その他16人だった。