本間氏が出馬を表明  衆院選和歌山3区

19日公示、31日投開票の見通しとなった衆院選の和歌山3区に5日、新党くにもり代表の新人、本間奈々氏(52)が出馬を表明した。

本間氏は5日に県庁で会見し「二階俊博さんを倒すべく出馬した」などと語った。

本間氏は福岡県生まれ、早稲田大学法学部卒業、1993年から自治省のキャリア組として勤務し、出向で愛知県春日井市副市長や東京の自治大学校研究部長・教授を歴任。2011年に退職し、同年と15年の2回、自民党推薦を受けて札幌市長選に立候補した。現在、歴史文化衛生放送局「チャンネル桜」のキャスター。新党くにもりは昨年6月に発足し、代表に就任した。

3区での出馬に「新党くにもりは歴史と伝統文化を守るのを基本とする保守団体。元々は自民党を支援していたが、今の自民党の政治は非常に親中、媚中で中国寄り。特に自民党が進めるべき憲法改正や安全保障がなされていない」と指摘。「親中、媚中を最も象徴している人物が二階さん。正直申し上げて二階さんを倒すべく新党くにもりを立ち上げた。3区ではこれまで保守対共産という構図が多かったが、新党くにもりが、保守の新たな受け皿になる」と説明。公約に安全保障、大規模な積極財政への転換、消費税0%、メガソーラー反対などを掲げた。

3区ではすでに自民党現職の二階俊博氏(82)、共産党新人の畑野良弘氏(61)、無所属新人の根来英樹氏(51)の3氏が立候補を表明している。

出馬会見をする本間氏

出馬会見をする本間氏