配達車両に超小型EV マクドナルド42号海南店

地域貢献の一環でデリバリーの拡充を図ろうと、和歌山県海南市船尾のマクドナルド42号海南店は10月から、電気自動車の超小型EV「コムス」による配達を開始した。

コムス導入はマクドナルド近畿エリア初で、同店を中心に半径3㌔(一部地域対象外)までの配達が可能となった。新たに配達可能エリアに追加されたのは同市大野中、幡川、和歌山市内原と布引全域、冬野(一部)。

コムスは100%電気自動車で、走行中のCO2や大気汚染物質の排出がゼロのエコでクリーンな車。全長約2・4㍍、全幅約1・1㍍で1人乗り。約6時間の充電で50㌔走行できる。最高時速は60㌔。運転しやすく小回りが利くのが魅力(コムスのホームページ参照)。

同市には細い道も多いことから、これまで原付自転車でのデリバリーを行っていたが、一人でも多くの人に出来たてを届けたいとコムスの導入を決めた。

また、同店周辺地域では高齢世帯も増加していることを受け、オーナーの久保田直樹さん(45)は「配達エリアが拡大されることで、今後、一人で暮らす高齢者などの見守りにもつながるのではないか」と期待している。

電話(℡0570090909=コールセンター)での注文も可能。店長の花光一輝さん(33)は「これまで配達ができなかった地域にも届けることができます。気軽に注文してもらえたら」と呼び掛けている。

注文は1500円以上(朝マックは1000円以上)で可能(※配達料として別途300円が必要)。ホームページ、アプリからも注文できる。問い合わせは同店(℡073・484・2603)。

マクドナルド仕様の超小型EV「コムス」(マクドナルド42号海南店提供)

マクドナルド仕様の超小型EV「コムス」(マクドナルド42号海南店提供)