「BA2」確定4人目 新規148人クラスター2件

和歌山県は25日、県内で新たに148人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ金曜より28人減少したと発表した。新規クラスター(感染者集団)は2件認定。オミクロン株の派生種で感染力が強いとされる「BA・2」の感染確定が1人増の4人となった。

148人の保健所管内別内訳は、和歌山市58人、海南10人、岩出27人、橋本13人、湯浅5人、御坊5人、田辺13人、新宮14人、県外3人。

新たに「BA・2」と分かったのは10代男性。厚生労働省の抽出調査で判明し、クラスターの事例で感染していた。

新規のクラスターは、265例目が岩出管内のこども園で、園児6人と職員3人が感染。266例目は和歌山市の建設業者で、従業員8人の陽性が確認された。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が106・6人で、前日より3・1人減少した。

県内の感染者は累計2万7284人。入院者数は128人、重症者は県基準で8人、国基準で3人、肺炎患者は24人、病床使用率は20・8%。ホテル療養を含む待機者は691人。