屋内運動でクラスター 感染者増加し244人
和歌山県は12日、県内で新たに244人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ木曜より93人増加したと発表した。新規クラスター(感染者集団)の認定は1件で、多発している屋内スポーツ関連だった。
244人の保健所管内別内訳は、和歌山市95人、海南7人、岩出48人、橋本25人、湯浅13人、御坊4人、田辺41人、新宮7人、県外4人。
344例目のクラスターは岩出管内の屋内スポーツのクラブで、所属の小学生5人が感染した。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日より10・0人多い188・0人で、6日連続の増加となった。
県内の感染者は累計3万8453人。入院者数は143人、重症者は県基準で3人、国基準の該当者はなく、肺炎患者は12人。病床使用率は23・3%、ホテル療養を含む待機者は1484人。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は、大型連休中に感染機会があった事例が今後も出てくる恐れがあるとし、引き続き動向を注視する考えを示した。