感染者減少の271人 高齢者施設でクラスター
和歌山県は18日、県内で新たに271人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ水曜より57人減少したと発表した。新規クラスター(感染者集団)の認定は2件だった。
271人の保健所管内別内訳は、和歌山市158人、海南7人、岩出40人、橋本5人、湯浅9人、御坊12人、田辺29人、新宮11人。和歌山市は4月13、14日以来34日ぶりに2日続けて150人を上回った。
360例目のクラスターは和歌山市の通所介護事業所で、利用者4人と職員2人が感染。361例目は御坊管内の漁業の事業所で、従業員5人の陽性が確認された。
クラスターとなっていた県立医科大学の9階病棟は、関係者の陰性が確認され、停止していた新規入退院を18日に再開した。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が187・8人で、前日より6・2人減少した。
県内の感染者は累計3万9944人。入院者数は189人、重症者は県基準で7人、国基準の該当者はなく、肺炎患者は13人。病床使用率は30・8%、ホテル療養を含む待機者は1484人となっている。