新規感染者は133人 クラスター3件認定

和歌山県は3日、新たに乳児から90代の133人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規クラスター(感染者集団)の認定は3件だった。

保健所管内別の内訳は和歌山市78人、海南3人、岩出19人、橋本9人、湯浅13人御坊5人、田辺4人、新宮2人。

382例目のクラスターは、和歌山市の幼稚園で園児6人が感染した。383例目は、湯浅保健所管内の高校の運動部で11人が感染。384例目は、和歌山市のこども園で園児2人と職員3人が感染した。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体で75・9人(前日比3・6減)と11日連続の減少だった。保健所別では和歌山市99・5人、海南54・2人、岩出105・5人、橋本75・1人、湯浅71・4人、御坊34・9人、田辺29・6人、新宮38・4人。和歌山市では1月15日の81・2以来139日ぶりに100を切った。

県内の感染者数は累計で4万2427人。入院患者数は75人。重症者は県基準で5人、国基準が1人。病床使用率は12・2%、ホテル療養を含む待機者は604人。

記者会見で県福祉保健部の野㞍孝子技監は「高齢者の陽性者が増えてきてクラスターにならないか気になる。ワクチンの3回接種をしても感染を完全に防ぐことはできない。気を緩めずに基本的な感染対策をやってほしい」と呼び掛けた。