価格高騰対策等136億円 県議会補正予算案
和歌山県は1日、総額136億7964万円を増額する2022年度一般会計補正予算案を発表した。原油価格や物価の高騰対策として、事業者や生活困窮者などへの支援を盛り込んでいる他、公共事業の国庫支出金の額決定に伴う計上などがある。補正後の一般会計は6216億6465万円。8日開会の県議会定例会に提出する。
補正予算案の主な事業は、原油価格・物価高騰対策として、一般公衆浴場事業者の支援に371万円、社会福祉施設や医療機関の支援に12億1538万円、生活福祉資金の特例貸付に1億755万円などを計上。県庁など県有施設で光熱水費が不足することから、5億1012万円を増額する異例の対応も行う。
国庫補助による道路や海岸、港湾などの整備9事業は、計113億8275万円となっている。
9月県議会への提出予定案件は、予算関係を含む議案35件、委任専決報告6件など。任期満了に伴う県教育委員、県公安委員、県土地利用審査会委員の人事案8件の追加提案も予定している。
会期は8日開会、28日閉会の21日間。15、16、20、21日に一般質問、22、26日に常任委員会が予定されている。