水軒通りの拡幅進む 一部区間で暫定供用
和歌山市南部の都市計画道路南港山東線の一部、西浜交差点から雑賀農協前交差点までの約760㍍の区間が9月30日、西進2車線、東進1車線、南側歩道の形態で暫定供用が始まった。
県によると、同線は国道42号の水軒口交差点(同市関戸1丁目)から大浦街道の西浜交差点(同市西浜3丁目)までを東西に結ぶ920㍍の区間(通称水軒通り)で、2015~22年度の予定で拡幅工事を進めている。
元々は片側1車線で、住宅密集地を横切る交通量が多い道路。沿線には県立和歌山工業高校、市立西浜中学校、雑賀小学校などがあり、通学の小中高生を含め自転車や歩行者の通行も多い。
拡幅により、朝夕を中心とする渋滞の緩和、歩道スペースが確保されることで安全性も向上することが期待される。
県は、本年度中に4車線での全線供用を目指しており、工事を進める。