3連休の感染5795人 コロナ急拡大に懸念

和歌山県が7~9日の3連休に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は5795人で、前週の同じ土・日・月曜に比べ2508人増え、急拡大が続いている。新たに10人が死亡し、新規クラスター(感染者集団)12件が確認された。

亡くなったのは、和歌山市の90代女性2人と80代女性、70代女性、田辺保健所管内の50代男性、湯浅管内の90代女性と男性、新宮管内の80代男性と90代女性、県外在住の80代男性で、県関係の死者は累計413人となった。

新規クラスターの発生場所と感染者数は、987例目が和歌山市の病院で38人、988例目は御坊管内の特別養護老人ホームで9人、989例目は橋本管内の介護老人保健施設で13人、990例目は新宮管内のグループホームで14人、991例目は田辺管内のサービス付き高齢者向け住宅で7人、992例目は御坊管内の通所介護事業所で5人、993例目は海南管内の小規模多機能型居宅介護事業所で9人。994~996例目は新宮管内の有料老人ホーム3カ所で各9人。997例目は田辺管内の有料老人ホームで7人、998例目は新宮管内の障害者支援施設で22人だった。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、9日時点の県全体が前日比20・2人増の1397・5人。

県内の感染者は累計20万9145人。入院者数は304人、重症者は県基準で80人、国基準の該当者は7人。肺炎患者は124人、病床使用率は84・7%となった。