5校に640人が挑む 県立中学で入試始まる
和歌山県立中学校5校の入学者選考検査が21日に始まり、出願者715人のうち640人が日々積み重ねた努力を胸に受検に挑んだ。
和歌山市内では、太田の向陽中で241人(受検倍率3・01倍)、吹上の桐蔭中で210人(同2・63倍)が受検した。
向陽中では、保護者らに見送られた受検生が検査室に入り、机の上に筆記用具や受検票を準備した後、静かに問題・回答用紙の配布を待った。
同校では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各検査室の収容人数を減らして受検者同士の間隔を空け、マスク着用や手指消毒を徹底した。
同校の田中克介教頭は「精いっぱい自分の力を出して、結果が良くも悪くも一つの経験にしてもらえれば」と話した。
21日は基礎的な学力と応用力を測る適性検査Ⅰ・Ⅱと作文、22日は面接を行う。新型コロナウイルス感染症に係る特例措置として、新型コロナウイルス感染症の罹患(りかん)などにより受検できなかった志願者に対しては、29日に受検日を設けている。結果は2月1日、本人宛てに郵送される。