開通記念のトンネルウオークと演奏会 海南
海南市に建設中のトンネルが貫通したことを記念して、国土交通省近畿地方整備局和歌山河川国道事務所は、トンネル内ウオーキングと地元中学生による演奏会を開いた。
貫通したのは、2025年春に開通予定の下津町梅田から冷水を結ぶ(仮称)国道42号有田海南道路5号トンネル(2・033㌔㍍)。
有田市野から海南市冷水までの延長9・4㌔㍍の国道42号バイパス整備事業で、19年から有田市側、21年から海南市側から掘り進められていた。
同道路においてトンネルが貫通したことから、主に地元住民らが招待され、約500人がトンネル内を歩いた。冷水側から827㍍の貫通点では、記念として現場で採取された岩石の一片で、合格祈願のお守りとしても使われる貫通石が配られた。
また、同500㍍の場所では、海南市立第三中学校吹奏楽部と下津第二中学校音楽部による演奏会も行われ、「銀河鉄道999」や「カントリーロード」など12曲が披露された。参加者は普段足を踏み入れることができない建設中のトンネル内で撮影したり、じっくり見学したりするなど、ウオーキングを楽しんだ。