大型客船MSCベリッシマ 6月に来和

日本を発着する最大級の大型クルーズ客船「MSCベリッシマ」が6月2日と11日、和歌山市の和歌山港西浜第3・5岸壁に寄港する。近畿初入港となる世界有数の巨大客船であり、岸壁から見学できる他、市は多彩な歓迎イベントを企画している。

MSCベリッシマは全長315㍍、17万1598㌧で、乗客定員は5568人、乗組員数は1536人、船籍はマルタ。今回は、横浜を発着地に九州、沖縄、韓国・済州島などを巡るクルーズで寄港することになっている。

両日とも午前9時に入港し、午後4時に出発する予定。きいちゃん、吉宗くんなどゆるキャラたちが歓迎と見送りに登場し、入港時は和歌山フラメンコ協会、出港時は和歌山大学生のよさこい(2日)、和歌山児童合唱団(11日)がパフォーマンスを披露する。

岸壁には、物産販売、ふるさと納税返礼品の見本市、キッチンカー、観光案内などのイベントブースが並ぶ。

乗船客は、和歌山港から和歌山城、紀三井寺、黒潮市場を循環するシャトルバスや寄港地ツアーで市内を観光する。これに合わせ、和歌山城ではキッチンカーの出店、語り部による無料ガイドツアーを実施し、市内の商業施設などでもふるさと納税ができるようにする。

MSCベリッシマの見学(外観)は午前11時~午後4時。和歌山港に約200台の駐車スペースを設ける。

 

近畿初入港となる「MSCベリッシマ」(和歌山市提供)