和歌山市でミス4件 マイナカード事務処理
国が推奨するマイナンバーカードの取得を巡り、マイナポイントを別人に付与するなどのトラブルが、和歌山市が取得手続きを支援した中で4件あったことが16日、分かった。
市によると、4件はいずれも市職員や委託事業者による手続き上の人的ミス。マイナポイントを別人に付与するミス1件、希望しない健康保険証の機能を誤って登録するミス1件は、国に依頼して修正の対応をした。
残る2件は、申請者がポイントを付与する電子マネーの変更を希望した際、委託事業者の職員が変更可能と勘違いし、一度取り消す作業をしたところ、再申請ができなくなった事例。国は対応できないと回答したため、委託事業者が付与ポイント相当分を補償したという。
市は、同様のミスがなかったか点検作業を行い、現時点で確認されていない。一方、国のシステムのため、市の支援を通さず個人で取得手続きを行った市民について市は把握できず、他にミスやトラブルが発生している可能性はある。