だんじり4年ぶりに出番 29、30日に粉河祭
紀州三大祭の一つ「粉河祭」が29、30日、4年ぶりに開かれるのを前に、会場となる和歌山県紀の川市粉河のJR粉河駅近くに、だんじりが設置され、祭りのムードを盛り上げている。
主催する粉河祭保存会が設置。同祭でかつて運行されていたもので、ちょうちんが連なり、だんじりの上部には、細長く割った竹ひごが枝垂れ状になった「髭籠(ひげこ)」が飾られている。
粉河祭は粉河産土(うぶすな)神社の祭礼。粉河駅から粉河寺大門橋までの「粉河とんまか通り」を中心に、宵宮にはちょうちんを灯しただんじりが勇壮に運行する。
また、同祭では2年に1度、「渡御式」が行われており、ことしは7年ぶりの実施となる。本祭では馬にまたがった武者姿の稚児や裃(かみしも)を着けた行列が同神社を出発し、粉河とんまか通りを練り歩く。
宵宮の29日は午後5時から同神社で湯立て神事があり、7時からだんじり運行。30日の本祭は午前10時から同神社で式典などがあり、午後3時40分から粉河中学校吹奏楽部の演奏、4時から渡御式・だんじり運行の予定。
問い合わせは粉河祭保存会事務局(℡0736・77・2511)。