戦前・戦中の記録展 紀の川歴史民俗資料館

和歌山県紀の川市東国分の市歴史民俗資料館で8月20日まで、夏季企画展「戦前・戦中の記録」が開かれている。

戦後78年、悲惨な体験を忘れつつある現在、同市で生まれ育ち、徴兵後、復員した青年の資料をもとに、戦時下の思想や思考、歴史を今一度、記憶にとどめてもらおうと企画。

青年は、日本大学大阪専門学校理学部応用化学科で地質学を学んだ。その際の鉱山での実習で記した「飯盛鉱山レポート」や、卒業後に徴兵され、初等教育を受ける中でつづった「兵営日記」、資源探査で行った戦地のスマトラ島から持ち帰った石などが展示されており、当時の時代背景を知ることができる貴重な展示となっている。

5日午後1時半から1時間程度、同館研修室で展示資料解説会がある。定員は先着25人。

午前9時から午後4時まで。月・火曜、祝日の翌日休館。問い合わせは同市教育委員会生涯学習課(℡0736・77・3512)。

昭和15年橿原神宮勤労奉仕の写真

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