オオダイガハラサンショウウオ 自然博で展示

和歌山県立自然博物館(海南市船尾)は22日、県指定天然記念物「オオダイガハラサンショウウオ」の生体展示を始めた。

サンショウウオ科サンショウウオ属のオオダイガハラサンショウウオは、全長が20㌢ほどで、サンショウウオ属の中では最大級。紀伊半島の三重、奈良、和歌山のみに分布する固有種。3県全てで県天然記念物に指定されている。

オオダイガハラサンショウウオは、冷たい水を好むため、飼育が難しいとされている。今回、同館では水槽用冷却装置などを用いて専用の水槽を組み、県内で採集された生体の常設展示を開始。同館での展示は2004年以来、19年ぶり。現在、確認できる中で唯一の生体展示施設となる。

展示場所は、第1展示室「淡水の生き物コーナー」。同生体についての展示パネルも設置されている。

午前9時から午後5時まで。入館料は大人480円、65歳以上・高校生以下は無料。休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)。

問い合わせは同館(℡073・483・1777)。

展示されているオオダイガハラサンショウウオ

展示されているオオダイガハラサンショウウオ