秋の味覚イチジク 山東地区で収穫最盛期

秋の味覚の一つ、イチジクの収獲が和歌山市の山東地区で最盛期を迎えている。

矢出敦義さん(49)の農園ではイチジクの木約80本を栽培。1本から約400個収獲できるという。

朝5時から収穫作業を行い、JAわかやまの選果場に出荷。京阪神の市場に送られる。

矢出さんによると、ことしは6月の大雨の影響で畝まで浸水し、台風、高温など天候が厳しい状況だったが、それを乗り越え立派に成長したという。例年8月中旬から収獲を始めるが、ことしは7月末からスタートした。高温や雨の日が多く、熟すのが遅いという。「来週は天候が安定するから挽回できるのを期待している」と話す。

同地域は中山間で日当たりが良く、日照時間が長いため甘くてジューシーなイチジクができる。収獲は11月上旬まで続く。

 

収穫を待つイチジク