がん遺児らに奨学金 街頭で募金呼びかけ

アフラック生命保険㈱と、同社の販売代理店が自主的に運営する組織「全国アソシエイツ会」の近畿ブロック和歌山県アソシエイツ会は6日、和歌山市のJR和歌山駅前で小児がん経験者・がん遺児奨学金制度のための街頭募金を行った。

同制度は1995年に設立され、公益財団法人がんの子どもを守る会が運営している。小児がんを経験した高校生と、親をがんで亡くし経済的に困難な環境にある遺児を支援しようと、毎年、新規奨学生を募り、月額2万円を高校卒業時まで給付している(返還は不要)。これまでに支援した奨学生は3483人で、奨学金給付額は累計で21億円を超えている。県内では39人、現在5人の奨学生を支援している。

募金活動は毎年1回行っていたが、新型コロナの影響で4年ぶり。この日は約30人が駅の利用者に大きな声で募金を呼びかけた。

中瀬昌行和歌山支社長は、「久しぶりに活動できてうれしい。1人でも多くの子どもを支援するため頑張りたい」と話していた。

 

募金を呼びかける社員ら