里山の魅力知ろう わんぱく公園でイベント

海南市孟子(もうこ)不動谷に暮らす、里山の生き物の標本や写真を展示し、木の実を使ったクラフト体験ができるイベント「もうこ里山展」が10月7~9日の3日間、同市大野中のわんぱく公園休憩所で開かれる。(写真は主催者提供)

NPO法人自然回復を試みる会ビオトープ孟子(坂本雅城理事長)が主催。同会は同市孟子不動谷に生息する水田由来の生き物を保全し環境学習などを行う活動している。

2009年には「孟子不動谷生物多様性活性化プロジェクト」として、保全活動に対し日本ユネスコにより未来遺産指定されている。

ビオトープ孟子は、里山公園で同会が管理。子どもたちが自然環境や生息する生き物などと触れあうことができる場所として設立され、自然観察会などのイベントが開かれる。

ビオトープではこれまでに69種類のトンボや20種類以上の哺乳類、鳥類などが確認され、県内有数の豊かな里山環境となっている。

里山展は、同会の活動を子どもたちに知ってもらい、生き物や里山に興味を持ってもらうきっかけになればと初開催。

同地域に生息する昆虫などの標本をはじめ、孟子で繁殖が確認されている鳥類の写真展、今、孟子で見ることができる生き物の展示やふれあい体験などができる。

同会の理事でわんぱく公園長でもある有本智さん(58)は「展示を通して、生き物が暮らすこういう場所があるということを知ってもらい、遊びに来てもらえたら」と話している。

また、ドングリを使ったクラフト体験、孟子で育てた新米の販売もある。午前9時半~午後4時まで。入場料100円。問い合わせはわんぱく公園(℡073・484・5810)。

サンショウクイ

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