92歳もはつらつ 和歌山マスターズ陸上

「第47回和歌山マスターズ陸上競技選手権大会」は20日、和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で開かれた。21~92歳の計186人が日頃の練習の成果を発揮し、5人が県記録を塗り替えた。

和歌山マスターズ陸上競技連盟(関めり子会長)が主催。県内を中心に19都府県から、男子166人、女子20人の申し込みがあった。

競技は、100㍍や5000㍍などのトラック、棒高跳や走幅跳などの跳躍、ハンマー投や円盤投などの投てきの計27種目。男女や年齢によるクラス別などで行われた。

県内からは、砲丸投、円盤投、やり投の3種目で1位を獲得した井上直樹さんと、立五段跳、円盤投、やり投の3種目で1位に輝いた山中弓月さんが優秀賞を獲得した。

最高齢の出場者となった紀の川市粉河の浅野文男さん(92)は60㍍、ハンマー投、円盤投の3種目に出場し、ハンマー投では県記録を更新するも、「思っていたよりも体は動かなかった」と笑顔。「健康状態はすごくいい。とにかく100歳まで頑張りたい」と意気込んでいた。

関会長(75)は「多くの方の協力があって大会を開くことができた。種目がいっぱいの和歌山マスターズ。会員数も増やし、継続して盛り上げていきたい」と話した。

 

60㍍に出場した最高齢の浅野さん㊨

 


県記録の更新者は次の皆さん。

《W40》立五段跳=山中弓月(9㍍88)《M30》3000㍍SC=瀧口直弘(11分3秒62)《M50》ハンマー投=井上直樹(54㍍73)《M80》円盤投=土井敏弘(26㍍05)《M90》ハンマー投=浅野文男(13㍍83)