浦部陽介さん 3枚目アルバム「ポップの虜」
和歌山県橋本市のシンガー・ソングライター、浦部陽介さん(34)が、このほど3枚目のアルバム「ポップの虜」をリリースした。
レコーディングは生バンド演奏にこだわり、全7曲入り。王道ポップスやロック調、バラード調などさまざまな系統のポップスが楽しめ、ストレートな言葉を力強い歌声で届ける一枚。浦部さんは「浦部陽介らしいさまざまなポップスが楽しめます。生バンドも最高なのでぜひ聴いてください」と話している。
浦部さんは小学4年生の時、サザンオールスターズの「TSUNAMI」を聴いたことをきっかけに、ギターを弾いて歌うミュージシャンを志した。
中学、高校と吹奏楽部に入部し、6年間トランペット演奏を経験。大阪スクールオブミュージック専門学校を卒業後は、県内外のイベントやラジオへの出演を重ね、現在はギターやボーカルの講師も務めている。
浦部さんは、自身の経験などをもとに思い浮かんだ歌詞やメッセージをメロディーに乗せ歌い上げる。「人が演奏する温かみや生きた音を感じることができる」との思いから、CDに収録するドラムやギター、ベースなどの演奏は「生バンド」にこだわっている。
今回のアルバムも生バンドで収録。ドラムは、中学で一緒に吹奏楽部に入部し、今も共に演奏するミュージシャンの岡本健太さんが担当している。
1曲目は「寝不足の火曜日」。毎週月曜の午後9時半からインスタグラムで発信するライブ配信がきっかけで生まれた、ファンのために作った曲。ファンとの交流が楽しくつい遅くまで配信してしまい、火曜の朝は、体はしんどいが心は満たされている状態だといい「楽しかった昨日に戻りたい」と、なんとも言えない切なさを歌っている。
他にも、県内の農家をテーマにした「泣き虫親父のファーマーソング」や、一人旅を想像して自分を見つめ直してほしいというメッセージを込めた「RADIUS」など、心に響くような楽曲が詰まっている。
アルバムは2500円。ライブやイベントで販売している。
28日午後8時から、和歌山市岡織屋小路のカフェ&ライブバー、ネオガラタクで、7月6日には和歌山城砂の丸広場でのイベントでライブを開く予定。
楽曲は音楽配信サービス、アップルミュージックやスポティファイなどでも聴くことができる。問い合わせは浦部さんのインスタグラム(yosuke_urabe)から。

3枚目のアルバム「ポップの虜」を手に浦部さん