7部門の力作並ぶ 県美術家協会展始まる

和歌山県内最大の美術団体、県美術家協会(鈴木源二会長)の第62回協会展和歌山展が和歌山市小松原通の県民文化会館、大、中、小、特設展示室で開かれている。

2会期に分け、洋画、日本画、書、写真、工芸、彫塑、華道の7部門で計267点が展示される。

第1会期は20日まで。日本画21点、書99点、工芸16点、華道12点の力作が並ぶ。洋画、写真、彫塑が並ぶ第2会期は22~27日。その後、白浜と那智勝浦の両町を巡回する。

同市鳴神で書道教室を主宰し、同展にも書を出品、会場を訪れた川瀬玲舟さんは「毎年来ており楽しみです。いろいろな書体を見ることができる。かすれや間の取り方、(途中で新たに筆に墨を含ませ書きつなぐ)墨継ぎ、密度など、とても勉強になる」と話した。

知り合いの作品を目当てに来場した同市西浜の主婦は「作品を見るのが大好きで、見るたびにすごいと圧倒され、やってみたい気持ちになる」と笑顔だった。

午前10時から午後5時(最終日の27日は4時)まで。問い合わせは同協会(℡073・433・7124)。

日本画を鑑賞する来場者

日本画を鑑賞する来場者