粉河祭を描いた御朱印 粉河産土神社が頒布
和歌山県紀の川市粉河の粉河産土神社(蒲梓宮司)は、同神社の祭礼「粉河祭」を描いた特別御朱印を頒布している。8月末日までの期間限定。
粉河祭は紀州三大祭の一つに数えられ、ことしは27、28日に行われる。
御朱印は、江戸時代に発行された地誌『紀伊国名所図会(ずえ)』の一場面をモチーフとして採用。餅花を付けただんじりを大勢の人たちが引く様子が表現されている。
同神社では、ことし1月から季節ごとに限定デザインの御朱印を授与。毎回集め「次はどんなデザインになるの?」と楽しみにしている参拝者も多いという。粉河祭を控え、神社や、祭りをさらに広く知ってもらおうと、蒲宮司が地元のデザイナーに相談。紀伊国名所図会の「だんじり運行の図」に、鮮やかに色を付けてもらった。
同神社では「粉河祭が粉河産土神社のお祭りというのを知らない人が多い。『そーりゃ、そーりゃ』というかけ声と、太鼓や鉦の音が鳴り響く粉河祭が、ことしも行われます。ぜひ皆さんに楽しんでもらいたい」と呼びかけている。
初穂料は1000円。用意した枚数に達し次第終了する。問い合わせは同神社(℡0736・73・2415)。