ビッグホエールラジオ体操 10周年の集い
地域住民らが毎朝8時に集まり、和歌山市手平の和歌山ビッグホエール前で行っているラジオ体操が10周年を迎えることを記念した式典とイベントが、7月31日に同施設のアリーナで開かれた。毎朝参加しているメンバーに加え、ビッグホエールの利用者ら480人が参加して一緒に体操した。
県民の健康意識を高めようと、県スポーツ振興財団が「紀の国わかやま国体・大会」(2015年)の前年にスタートした取り組みで、2014年8月1日に開始。当初は10人ほどだった参加者は徐々に増え、18年に累計3万人、ことし7万人を突破。1級ラジオ体操指導士の中川聖子さん(80)が指導を続け、現在、40~90代の地域住民約40人が参加し、元気に一日の始まりを迎えている。
式典では同財団の横尾英治理事長が「参加すると『よし!きょうも一日頑張るぞ!』という前向きな気持ちになるのがラジオ体操の良いところだと思う。これからもずっと続けていきますので皆さん気軽に参加してください」とあいさつ。
健康のためにラジオ体操の普及促進を行う、かんぽ生命保険和歌山支店の岩波浩二支店長から同財団に、同財団から中川さんに感謝状が手渡され、10年間毎朝ラジオ体操を行っているメンバーに参加者から大きな拍手が送られた。
最後は中川さんが壇上で指導しながら全員でラジオ体操を行った。
中川さんは「ここに来るのが楽しみという思いで10年続いた。心と体の健康を保ち、参加者同士の交流でラジオ体操は生きる力にもなっている。あと10年、20年、ずっとずっと続けたい」と話していた。