県庁でeスポ熱戦 企業、行政チームが交流
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eスポーツを通じて和歌山県内企業などが交流を深める「和歌山eスポーツ企業交流戦」が15日、和歌山市湊通丁北の県庁南別館で開かれ、omeroid㈱と㈱Respawnの合同チームが優勝した。
県がeスポーツ人口拡大などを目的に取り組む2月の「和歌山eスポーツ月間」の一環として、県と和歌山eスポーツ連合(谷本翔太代表)が共催した。
参加資格は県内に事業所を置く企業や団体など。今大会は、それぞれ3人以上で組まれた県内企業や県庁などの計11チームが参加し、格闘ゲーム「ストリートファイター6」で優勝を争った。
第1試合が始まる前には、スクリーンにゲーム画面が映し出されて参加者や見学者が見守る中、岸本周平知事と県PRキャラクター「きいちゃん」がエキシビションマッチとして対戦。岸本知事が波動拳や昇龍拳などを巧みに繰り出し、きいちゃんを下した。
各対戦前には名刺交換をしてあいさつ。参加者はそれぞれ真剣な表情や笑顔を見せながら対戦を楽しんだ。その後、試合を振り返ったり互いに褒め合ったりして交流を深めた。
谷本代表は「県庁や企業が多く参加して楽しんでくれてうれしい」と大会を振り返り、「eスポーツを和歌山の産業として定着させていきたい」と意気込んだ。
優勝チームのメンバーは、omeroido㈱の和田皓翔さん(23)と小川剛史さん(23)、㈱Respawnの和田涼聖さん(27)。