長年の功労者に感謝状 松江地区パトロール隊

和歌山市立松江地区で小学生児童の登下校を見守る「お帰りパトロール隊」の全体会議が11日、同市松江北の紀の国住宅河西コミュニティセンターで行われ、隊員約100人が出席した。
昨年、発足20年を迎えた同パトロール隊は「松江地区の子どもの安全は地域が守る」を合言葉に自治会、婦人会、老人クラブ、地域安全推進員など426人の隊員が児童の安全を見守っている。
川口敏夫隊長(77)は「登下校時の子どもたちに大きな事故がなかったのは皆さんのおかげ。さらに地域ぐるみで子どもたちを守りましょう」と激励。
和歌山北署の中岡隆署長は「子どもたちが安心して暮らせる街にするには、地域のことをよく知っている皆さん方の力が必要。これからも固く連携を取り合って子どもの安全確保に向けた活動をしていきます」とあいさつ。
本年度に80歳を迎えた隊員19人に長年の功労をたたえ、中岡署長、松江小学校の川野一郎校長、松江地区連合自治会の川口敏夫会長から感謝状が贈呈された。
長年にわたり、寒い日も暑い日も道路に立ち「おはよう、行ってらっしゃい」、「気いつけて帰りや」と一人ひとりに笑顔で声をかけ続ける隊員たち。
荻原弘子さん(80)は「毎日子どもたちから元気をもらっている。これからも楽しく見守っていきたい」と感謝状を手に笑顔だった。
会議では同隊の活動報告や、今後の取り組みについての発表、意見交換が行われた。