県立3館料金値上げ 物価高で維持管理費上昇

和歌山県は1日から、県立の近代美術館、博物館、紀伊風土記の丘資料館(いずれも和歌山市)の3施設の常設展入場料を1割程度引き上げる。光熱水費や物価高騰に伴う維持管理費の上昇に対応するためとしている。
高校生以下、65歳以上、障害者手帳の交付を受けている人の入場は引き続き無料。特別展、企画展は展示内容に応じて料金を設定する。
また、自然博物館(海南市)を含めた4施設で、外国人留学生の入場料を従来の無料から大学生割引料金(同割引がない自然博物館は一般料金)に変更する。
改定後の3施設の入場料は次の通り。
【近代美術館】一般=個人400円(改定前350円)、団体300円(270円)▽大学生=個人250円(240円)、団体200円(180円)
【博物館】一般=個人310円(280円)、団体250円(230円)▽大学生=個人190円(170円)、団体150円(140円)
【紀伊風土記の丘資料館】一般=個人200円(190円)、団体170円(150円)▽大学生=個人100円(90円)、団体80円(70円)