きらり賞に星林吹奏楽部 キワニスクラブ表彰

受賞曲を合唱する星林高校の吹奏楽部
受賞曲を合唱する星林高校の吹奏楽部

高校生の優れたオリジナル楽曲をたたえる「青少年のメッセージ『きらり』」(和歌山キワニスクラブ主催)の最優秀賞「きらり賞」に、県立星林高校吹奏楽部の「未来への扉」が選ばれた。

同クラブは、未来を担う子どもたちのために奉仕活動を実施。芸術への関心と創作意欲を高めてもらおうと毎年、県内の高校生を対象にオリジナル楽曲を募集している。29回目の今回は「未来への道しるべ」をテーマに、4校から6作品が寄せられた。

審査の結果、きらり賞の他、優秀賞に県立笠田高校のギター部の3人組バンド「ねいびー。」の「前に」、奨励賞に和歌山信愛高校のグループ「Coffeeみるくシュガー」の「夢向(むこう)」が選ばれた。

表彰式は同市のアバローム紀の国であり、西口伸会長が受賞者らに表彰状と副賞を手渡した。

受賞作品も披露され、星林高校吹奏楽部の36人が「未来への扉」を合唱した。この日のために合唱の練習に取り組んできたといい、会場に歌声を響かせると温かい拍手が送られた。吹奏楽部代表の小川遥希さんは「卒業した3年生の先輩方が作詞作曲した曲で、困難なことがあっても仲間と一緒なら乗り越えられるという歌詞に込められた思いを大切に、未来への思いを込めて歌いました」と話した。