花見客、笑顔も満開 亀池さくらまつり

桜の名所である和歌山県海南市阪井の亀池公園で3月30日、「亀池さくらまつり」が開かれ、来園者は、ほぼ満開の桜の下で花見や模擬店、ステージ演奏などを楽しんだ。
海南市観光協会主催。たつみ町づくり協議会(山西義彦会長)のメンバーらが、多くの人らに楽しんでもらいたいとテント設営や餅まきの餅3000個などを準備してきた。
同園は約13万平方㍍の広大な池があり、池の周辺には約2000本の桜が咲き誇る。同市藤白のENEOS和歌山石油精製㈱が植樹した約2万球のチューリップも咲き始めている。
園内には、愛犬連れや親子連れらが来場し、池の周りや桜の木の下にレジャーシートを広げ、持参した弁当や模擬店で購入した焼きそば、たませんなどを味わい、ゆったりした時間を満喫していた。
中学校の同級生3人と来ていた海南市の田中雄大さん(17)は「この公園は、たつみのランドマークで地元の同級生に久しぶりに会える大切な場所。久々に再会した友人とグルメと桜を楽しんで帰りたい」と笑顔。山西会長は「地域の財産である公園を地域の人が守り、さくらまつりが開催される。永遠に続けていきたい」と話した。
ステージでは、よさこいや海南中学校吹奏楽部や巽中学校音楽部、たつみ太鼓など10組以上が披露。イベントの最後には餅まきが盛大に行われた。