望月氏が立候補表明 参院選に無所属で

今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に3日、新人で前有田市長の望月良男氏(52)が無所属で立候補を表明した。望月氏は自民党の公認候補選考で敗れ、「党候補の勝利に尽力する」との趣旨の誓約書に署名していたが、出馬に踏み切った。昨秋の衆院選和歌山2区に続き、保守分裂選の構図となる。
望月氏は県立箕島高校卒。同市消防本部職員などを経て市議2期、市長4期を務めた。派閥裏金問題で離党した前自民参院幹事長の世耕弘成衆院議員に近い。
自民の参院選公認選考は、二階俊博元党幹事長の三男で衆院和歌山2区で世耕氏に敗れた二階伸康氏(47)と望月氏が争い、県連役員の投票で二階氏が勝利したものの、望月氏は全体の約3分の1の票を集めていた。
和歌山市内のホテルで記者会見した望月氏は「市長として16年間、創意工夫と情熱と努力でさまざまなことを達成してきた経験を生かし、次は和歌山県、国のために命を燃やしてみたいという思いを抑えることができない」と出馬に至った思いを語った。
誓約書を覆して出馬することについては「自民党を、保守を割ってしまう懸念があるのは事実。胸が痛い思いはあるが、最終的には志が勝った」と説明した。
出馬会見には、中西徹、小西政宏両県議や県内の市町議6人が同席した。
参院和歌山選挙区には望月氏、二階氏の他、参政党新人で訪問看護会社役員の林元政子氏(51)、立憲民主党新人でコンサルティング会社経営の村上賀厚氏(65)、不動産会社経営の末吉亜矢氏(54)が立候補を表明している。