医療に携わる自覚胸に リハビリ専門職大入学式

和歌山リハビリテーション専門職大学(和歌山市湊本町、寺下俊雄学長)の入学式が5日、同市七番丁の和歌山城ホールであり、5期生48人が夢や希望を胸にスタートを切った。
同大は2021年4月、理学療法士、作業療法士を養成する県内初の医療系専門職大学として開学。「すべての人が、住み慣れた所で、いつまでも輝いて自分らしく生きることができる社会を創る」を建学の理念に、プロフェッショナル人材を育成し、和歌山を未来につなぐことを目指している。
第1期卒業生の国家試験合格率は、理学療法士・作業療法士とも100%。就職内定率も100%を達成している。
ことしは理学療法学専攻に34人、作業療法学専攻に14人が入学。寺下学長は式辞で、建学の理念を紹介し「患者さんだけでなく、皆さんも自分らしく輝いて生きられるよう願っています」と激励。社会で求められる人間になるためには、ダイバーシティ(多様性)を重んじ、新しい道を開拓していくことが重要だと伝えた。また、少人数の同大は教師と学生、学生同士の距離が近いことが大きな魅力だとし「あいさつや笑顔を大切に、皆さんが人生を輝いて生きられるよう、緊張感を持ってこの4年間を過ごしてほしい」と呼びかけた。
来賓の祝辞、在校生代表の歓迎の言葉などに続き、新入生代表で、作業療法学専攻の玉置心音(ことね)さんが「将来医療に携わる一員としての自覚を持ち、それぞれが理想とする理学療法士、作業療法士を目指すことをここに誓います」と宣誓した。