和歌山城下を歩こう 歴史散策MAP大幅改訂

和歌山歴史地理研究会(額田雅裕会長)は、『紀州和歌山歴史散策MAP~和歌山城編』を発行した。以前に販売した『城下町が息づく和歌山を歩こう!』を大幅改訂したもの。
前作は第3版まで、計4000部が完売したため、多数の資料を新たに掲載した和歌山城周辺・城下町を散策するための地図を作製し、販売することにした。
同会では、現地で地図を見て歩きながら、城下町の優れた建設プランと歴史を知ることができる地図を作製。散策する市民や観光客が、和歌山城の内郭だけでなく、城下町全域を感じることができるよう、現在の地図に古絵図の内容を重ね合わせ、多色刷で示している。
また、和歌山城に関する資料として、江戸時代後期の城内の建物や構造を記録した「和歌山御城内惣御絵図」(県立図書館蔵)を新たに掲載している。
A面は和歌山城の斜め空中写真、安政2年和歌山城下町絵図、歴史解説、和歌山城とその周辺の武家屋敷地、和歌山御城内惣御絵図など、B面は2500分の1国土基本図をベースに安政2年城下町絵図を重ね合わせて彩色し、各所案内も掲載している。
1枚1000円。県立博物館、TSUTAYA WAYガーデンパーク和歌山店、宮脇書店和歌山店(同市広瀬)などで購入できる。問い合わせは同会の額田会長(nukata_m@yahoo.co.jp)。