仏代表が紀三井寺へ 東京世界陸上の事前合宿

フランス代表の事前合宿決定を発表する宮﨑知事
フランス代表の事前合宿決定を発表する宮﨑知事

和歌山県は8日、陸上競技のフランス代表選手らが、東京で9月に開かれる世界陸上選手権大会の事前合宿を、同4~10日に和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で行うことが決まったと発表した。

陸上フランス代表による同所での合宿は、2007年の大阪世界陸上、08年の北京五輪以来で、3回目。今回は、事前合宿候補地として県がエントリーしていたところ、フランス陸上競技連盟が関心を示し、施設の設備や静かな環境、移動の利便性などが高く評価された。

合宿には選手、スタッフら約70人が参加予定。4、10日は移動日で、その他の日は練習の様子をスタンドから見学できる。歓迎セレモニーや県民と選手らの交流イベントなども行われる予定。

フランス陸上競技連盟のジャン・グラシア会長は「9月初旬に再び和歌山県を訪れることを大変うれしく思います。このキャンプが、チーム全体の活躍、そして選手権期間中の選手たちの輝きに大きく貢献すると確信しています」などとコメントしている。

8日の定例記者会見で宮﨑泉知事は「和歌山を良い場所と言ってもらい、ありがたい。陸上だけでなく、他競技でも合宿に使ってもらいたい」と話した。